乾燥ハーブ?聞き慣れませんか?決して怪しい非合法のものではありませんよ(笑)。
フレッシュハーブを綺麗に洗って、後は自然乾燥させるだけの簡単な作業で完成します。
手間といった手間はありませんが、乾燥させるのに1週間〜2週間かかるので、根気はいるのかもしれません。
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自宅で自家製乾燥ハーブを作ることのメリット
ここではベランダで自家栽培していて、沢山ハーブが収穫出来る男性諸君を前提に解説していくことにしましょう。
ハーブの成長ためにも適宜適量な収穫が必要です
ベランダの日当たりがよく、しっかり苗のお世話が出来ていれば春から初夏にかけては本当に自分一人では使いきれないぐらいの量を収穫出来るのです。
そんな場合でも、旺盛に生育しているからと喜んでばかりはいられません。
成長させすぎると徒長といって枝が伸びすぎたり、株自体が弱ったり、はたまたそんな成長しすぎのハーブは香りも味も落ちてしまうという最悪の結果も。
適度に収穫し、枝の更新をしてあげることも必要なのです。せっかく成長したのに切るなんて!と躊躇は不要です。
新芽の出る手前で枝をカットしてあげると、新しい枝が元気に伸び、新鮮で青々とした若い葉が再び成長してきてくれるので安心してください。
※更新についてはまた後述
収穫が大切だからといって食べきれない量を冷凍しておくことはできません。葉野菜と一緒で一旦冷凍するとダメにしてしまいます。
そんな時、乾燥ハーブにして保存する!が正解なのです。
収穫したフレッシュハーブの乾燥方法
手順は超簡単。収穫したハーブをしっかり水洗いし、自然乾燥させるだけ。
水洗いしたハーブをしっかり水切りし、キッチンペーパーや清潔な布の上に広げて自然乾燥させるのですが、いくつかポイントがあります。
乾燥期間は部屋の湿度や風通しにもよるので一概に言えないのですが、1〜2週間はかかると思ってください。
【乾燥時の注意ポイント】
●埃が被らないように上に布を被せるか覆いをするなどする。
●引き出しの中とか密閉容器の中などに入れない。
●できれば陰干で外の風に当てる。
●葉が重ならないように広げておいておくこと。
●どの種類のハーブだったかわかるようにしておく。
乾燥には時間がかかるのでハーブの上に埃がたまらない用意するのは当然ですが、やはり一番は乾燥に適した場所に置くことです。
あまりにも乾燥しにくい湿度の高い場所に置くと、乾燥しないばかりか逆にカビが生えてしまう恐れも出てきます。
一番おすすめなのは、出勤前にベランダに出し、帰宅したら部屋に入れられるようなもので乾燥させること。
早く、美味しい乾燥ハーブが完成します(雨の日はNGですが)。
【乾燥時の覚悟ポイント】
乾燥している期間は、部屋の美観を損ねます。なんせ、部屋の中で葉っぱを干しているようなものですから。
また、一度やってみればわかりますが、部屋の中で乾燥させると一気にハーブの乾燥臭が充満します。
臭いと言うよりも、牧場に干されている草の匂いが近いかもしれません。好きな人にはたまらない香りですが、それが嫌ならやはり外干しを推奨します。
外干しの最強グッズ
フード乾燥ネットというものがあるので紹介しておきましょう。
これがあると乾燥ハーブだけでなく、切り干し大根などの乾燥野菜も気軽に作れるのでおすすめです。最近はダイソーとかにもありますし、ネット通販でも気軽に購入可能です。
とは言いながら、このブログを読んでいる男性諸君はイケてる男のはず。イケてる男は自宅で切り干し大根は作らないか・・・(笑)。
さらに言うと、このフード乾燥ネットは見た目も急に庶民的な家庭的な、農家的な雰囲気を醸し出すので都会のベランダではちょっと恥ずかしいかもしれません。
まあ念の為の紹介ということで。
どういう状態が乾燥完了なのか?
乾燥させていくうちに青々としていた葉が萎れ、少し茶色がかってくるでしょう。カビさえ生えていなければ大丈夫です。
そして手で触ってみて、パリパリとした触感で、もむと葉が割れて砕けてしまうぐらいになると完成です。
触ってみてまだしっとりとしている状態で容器に入れてしまうと必ずカビてしまいますので、焦りは禁物です。
もちろん、乾燥途中のハーブを使って料理もハーブティを作ることも出来ます。
注意したいのは、すべてのハーブが同時に完成する訳ではないと言うこと。
うまく風が通らなかった所。茎が太くて乾燥に時間がかかっている部分もあるかもしれません。
自分の触感を信じて判断していきましょう。
乾燥が終了した後の保管方法
乾燥したハーブもそのままむき出しでおいておくと、部屋の中の湿気を吸ってしまいます。
乾燥した状態で密閉しておくことをお奨めます。
よく冷蔵保存かどうか聞かれますが、常温保存です。お茶の葉と同じだと思えばそれほど気を使う必要もありませんね。
●ジップロックにハーブの名前を書いて常温保管
●蓋のできる容器に入れて常温保存。
できれば、食品用乾燥剤を入れておくと良いでしょう。
食品用乾燥剤はシリカゲルのことでダイソーやネット通販でも購入ができます。
こんな風にキッチンやリビングに陳列しておくとわかりやすいだけでなく、インテリア感覚で楽しめるでしょう。
容器は最近ではダイソーなどの百均に行けばかなりイケてるデザインのものが安価に手に入りますので自分の好みのインテリアを選ぶ感覚で探してみるものいいでしょう。
本格的に乾燥ハーブ作りに凝ってみたいあなたにお奨めしたいフード乾燥機
ベランダガーデニング程度で作るハーブなら手作業の自然乾燥で十分でしょう。
しかし、凝り性な男性諸君ならもっとたくさん栽培して、会社の女の子や友達にプレゼントしたい!なんて思うかもしれません。
今なら、レンタル家庭農園なんてサービスもあるので、小さな農園を借りて週末農作業を楽しむ域まで行ってしまうかも。
そんなあなたにお薦めしたいのがフード乾燥機。
これを使えば、かなりの量のハーブが5〜12時間で乾燥ハーブにすることができます。
さらには、ドライフルーツだってできてしまうから料理の幅がグッと広がること間違いなしです。
価格も5000円〜10000円程度で購入でき手軽です。
ただし使わない時には嵩張るのでその覚悟は必要ですが。
【まとめ】自家製乾燥ハーブを作って自分だけのブレンドを作ろう
乾燥ハーブを作れるようになったら、その品種を増やして自分だけのオリジナルブレンドハーブティを作ってみましょう。
市販のものも美味しいけど、自分の好みでブレンドの配合を変えていく。
まさにこれは男のハーブの楽しみ方なんではないでしょうか!