ハーブは心とからだを整え、元気にする効果効能があることは誰でも知ってますよね。
でも具体的にどんなハーブがあり、それぞれ何に効くのかまではよく知られていないのが本当のところでしょう。
漠然と「リラックス効果がある」みたいな感じの知識では、いけてる男とは言えません!
やはり、このハーブはこんな時にいいよ!っとアドバイスできると「ああ素敵!」となる訳です。
ちなみに、いけてる女もハーブのことを知っていると女子力が高く評価されること間違いなしです。
まあ、その前に、そもそも自分自身のためにも知っておくと便利なのでこれを機会に覚えてくださいね。
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ハーブティーにして心身とも元気になるメディカルハーブ15選!
ここであげるメディカルハーブは、メディカルハーブコーディネイターの資格試験に出る15種類のメディカルハーブを中心に説明させていただきます。
私もこの資格を得るために、それぞれのハーブのことを勉強し、その中のいくつかは実際に自分で栽培もしてハーブティーにしてみました。
参考書に書いてあることをただ覚えるだけでなく、流石に栽培までしようとは言いませんが、ぜひ取り寄せて自分で飲んでみてその効果効能を実感してみるいいでしょう。
より知識が身につき、説得あるアドバイスができるようになるはずです。
では、15種類のメディカルハーブを紹介していきましょう。
1:ウスベニアオイ=粘膜や皮膚のトラブルに効果を発揮
花の部分をハーブティーとして利用します。粘液質を豊富に含み、風による喉の痛み、咳や胃炎に効果があるとされています。
皮膚のトラブルには湿布に使っても効果があるようです。
ただ、アレルギーのある人や妊婦の方は医師に相談が必要でしょう。
私はこの花は、観賞用としてもとても好きな花ですね。
2:エキナセア=免疫力を高める効果
花の部分を使います。
欧米の先住民が最も大切にしたハーブとして知られ、伝染病や毒蛇に噛まれたときに用いたそうです。
風邪やインフルエンザなどの感染症予防に効果を発揮します。
ただ、あくまでも免疫力を高める効果であり、直接病気に効く訳ではないのでご注意を。
3:エルダーフラワー=抗アレルギー効果
花の部分を使います。
欧米では「インフルエンザの特効薬」と呼ばれているぐらい、くしゃみ鼻水、鼻詰まりといった花粉症の症状に用いられます。
フラボノイドを豊富に含むため発汗や利尿作用をもたらすことでも知られています。
4:ジャーマンカモミール=心身をリラックスさせ不眠に効く
花の部分を用います。この花は世界で最も親しまれているハーブの一つです。
心身をリラックスさせるため、胃炎、胃潰瘍、不眠、冷え性や女性特有の症状の緩和に用いられます。
5:セントジョンズワート=抑うつ効果
開花時期の花や茎、葉を用います。サンシャインサプリメントという別名を持つぐらい、暗く落ち込んだ心に明るさを取り戻す効果があります。
更年期の抑うつにも用います。
6:ダンデライオン=強肝、緩下、催乳効果
花でなく根の部分を用います。ハーブとしては珍しく根の部分を用い、世界各地で便秘や消化不良などの自然薬として知られています。
根を軽くロースト(焙煎)して入れたハーブティーは「ヘルシーコーヒー、タンポポコーヒー」として愛飲されています。
都会でも田舎でも、春になれば至る所に咲いているので最も身近なハーブかも知れませんね。
7:ネトル=アレルギー体質の改善効果
葉の部分を用います。フラボノイドや葉緑素、ビタミンやミネラルを豊富に含むハーブとして知られています。
アトピーやリュウマチなどのアレルギー疾患の体質改善に用いられます。
8:ハイビスカス=肉体疲労の回復効果
花の萼(がく)部分を用います。美しいワインレッドカラーのハーブティーとして世界中の女性から愛されています。
爽やかな酸味があり、エネルギー代謝の促進や肉体疲労の回復を早めてくれます。
9:パッションフラワー=精神安定効果
地上分の全てが使えます。パッションフラワーはその花の形からわかるようにトケイソウ科に分類されるハーブです。
作用が穏やかに効くため安心して使うことが出来る「植物性の精神安定剤」と呼ばれています。
精神的な緊張からくる頭痛や不眠などを改善し、落ち着きを取り戻します。
ジャーマンカモミールとのブレンドがより効果的です。
10:ペパーミント=気分のリフレッシュ効果
葉の部分を用います。ペパーミントのメントールの香りは眠気を吹き飛ばし、気分をリフレッシュしてくれます。
また消化器の機能を調整してくれるため、食べ過ぎ、飲み過ぎ食欲不振や消化不良、吐き気などの不快な症状を鎮めます。
このハーブも、パフェやアイスクリームなどのアクセントトッピングに使われることも多いので、身近なハーブと言えますね。
11:マテ=脳の働きの活性化・ダイエット効果
葉の部分を使います。ここ数年、ハーブとしてではなくお茶の一つ「マテ茶」として注目をされているので知っている人も多いでしょう。
マテ茶は西洋のコーヒー、東洋の茶と並んで世界の三大ティーに数えられる程です。
カフェインを多く含むため、脳を活性化させてくれることで知られています。
そのほか注目されているのが、ダイエット効果と抗酸化作用。
「飲むサラダ」と呼ばれるぐらい、マテ茶はビタミン、カルシウムなどのミネラルを豊富に含むことから、
南米では野菜の代用とされているほどなんです。
12:マルベリー=血糖値上昇を抑制
実ではなく、葉の部分を用います。日本では和名の「クワ」の名前で知られているハーブです。
クワの実は甘くて美味しいのですが、メディカルハーブとしては葉の部分を用います。
マルベリーに含まれる成分が食後の血糖値の上昇を抑制するため、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防に役立ってくれます。
また、葉緑素や鉄分、カルシウムなどのミネラルを豊富に含むことから肥満予防効果も期待されています。
13:ラズベリーリーフ:月経痛の予防や緩和
葉の部分を用います。ラズベリーは日本では「木苺(キイチゴ)」として知られていますが、メディカルハーブとしては葉の部分を用います。
ラズベリーリーフティーは、子宮や骨盤の周囲の筋肉を調整する働きをすることから、月経痛の予防や緩和をしてくれ、
その効果から別名「安産のお茶」としても知られています。
14:リンデン=心身の緊張の緩和
花と葉を用います。甘い香りを漂わせるリンデンのハーブティは心身の緊張を和らげ、お休み前に飲むと質の高い睡眠をもたらしてくれます。
鎮静作用と利尿作用を持つことから高血圧に用いられたり、風邪の引き始めに発汗を促して早期の治癒に期待されています。
15:ローズヒップ=ビタミンC補給効果
偽果の部分を用います。ローズヒップは天然のビタミンCをレモンの20〜40倍も含んでいます。
そのことや形から「ビタミンの爆弾」とも呼ばれ感染症や炎症などによるビタミンの消耗時のビタミン補給に用いられます。
ビタミンが豊富なことから、便秘の改善や美容効果も期待されています。
【まとめ】
いかがでしたか、代表的なメディカルハーブの種類と効果は。
既に知っているものもあれば、初めて耳にするものもあったかと思います。
それぞれ、自分たちの身近な症状に効果を発揮するものばかりなので、ぜひ、一度試してみるといいでしょう。
どれも市販されているものですし、なんなら自分で栽培することも可能です。
そして、できれば、毎日の習慣としてメディカルハーブを日常に取り入れるようになれたらいいですね。
参考資料)本内容は日本メディカルハーブ協会認定のメディカルハーブ検定公式テキストを参考にさせていただいています。